幼稚園年長から小6まで、京都芸大附属子どもの音楽教室に通わせてもらっていました。
土曜日の午後にバスと電車を乗り継いで大学まで行き、聴音・ソルフェージュ・合唱・作曲など、ピアノなど専門以外の様々なことを教わるのですが、熱心で優秀な子たちの中で私は劣等生だったと思います。
授業より、バッグに入れてきたおやつのことや休み時間にお庭で遊ぶ陣取りゲームのことで頭がいっぱいの子供でした。
そんな中で大好きだったことが、最初の2年間くらいに受けたリトミックでした。
先生の弾くピアノのリズムに合わせて走ったりスキップしたり、スティックでリズムを打ったり、聴こえたリズムに合うリズムカードを走って取りに行ったり。。。
リトミックの先生のバレエシューズやお団子頭や笑顔なども鮮明に記憶しています。
多分、他の子より自信を持ってできたことが殆どない場所で、唯一「ちゃんとできた!」「楽しい!!」と感じられたことだったのだと思います。
そのリトミックの楽しさが忘れられず、それを生徒さんたちにもお伝えしたく、随分大人になってしまいましたが、昨年から念願のリトミック指導者養成研修に通っています。
大学で学んできた音楽とは全く違った分野のようにも感じ、独特のルールにも戸惑うこともありますが、一つひとつの動きや課題に意味があり、リトミックというものの奥の深さに毎回感動しています。
まだ1年目、入り口を覗いたところですが、これからもリトミックが今までやってきた芸術としての音楽や演奏とどう結びついていくのかが解明されていくのだと思いますし、それを考えただけでワクワクします。
明日は1年目の指導資格認定試験です。まずはこれに受からなければいけませんので、今からリビングをぐるぐる回りながらステップのおさらいをしようと思います。
ステップもやりすぎると膝が痛くなってしまう年頃になってしまいましたが、幼い頃大好きだったリトミックをやらせてもらってるなんて奇跡だなあと、、、感謝して頑張ります。