新年度のレッスンスケジュールが決定致しました。今回も皆さまのご協力とご理解のもと、組み直し作業を進めさせて頂きました。
皆さまに歩み寄って頂かなければ成し得ないことですので、心より感謝申し上げます。
3月を振り返ると、コロナウィルス感染症の影響で卒園・卒業式や、演奏会、送別会など、お子様たちにとって大事な節目でありお披露目であった行事がことごとく中止や縮小にされてしまい、お子様たちの心に大きな傷を与えました。
もうすぐ4月の今もまだまだ先が見えず不安ですが、それでも生徒さんたちは元気にレッスンに通って下さっています。
普段よりお家で沢山練習できていたり、先へ進んでくれていたりする生徒さんが多かったです。
中学生たちは、いつもより感情移入たっぷりに仕上げてきてくれました。
普段忙しすぎて練習時間が取れなかったり、ヘトヘトでパワー不足だったのが、今だけちょっと緩和されているように感じます。
そんな今だからこそ、縛りや締め切りのないこの時間、音楽を楽しんでもらえたらと思います。
ただピアノを弾くだけで、心が落ち着いてきませんか?
いい曲だなあ。ここの所はいい響きだなあ。
こんな出し方はどうかな?今度はどんなイメージで弾こうかな?
自分の中の想像力を使えば、きっとゲームと同じくらい楽しいはず!!
ある生徒さんが、バイエルの元気な曲に「ジャンケン」というタイトルを付けてくれました。また後日、左右のメロディーがカノンになっている曲には「鬼ごっこ」と。
学校での何でもない日常のお友達とのやり取りが目に浮かび、なんとも微笑ましかったです。
またある生徒さんたちとは、ボディ・マッピングの一つとしてマスク越しの顔の筋肉のトレーニングを行いました。
「怒る」「笑う」「困る」「びっくり」などの表情を目の周りの筋肉を使ってつくり、何の表情かを相手に当ててもらうクイズです。
そのうち「寄り目」や「白目」も登場し、いつの間にか変顔大会のようになりました。
当たり前の日常が一日も早く戻ることを願わずにいられません。
この窮状をどう乗り切るか、私自身も心配が尽きませんが、生徒さんたちの生活の一部である”レッスン”を守るという強い意志を持って、且つ状況を踏まえ柔軟に、一日一日を大切に過ごして参りたいと思います。
新年度もどうぞ宜しくお願い致します。