今週から2021年度のレッスンが始まりました。
新しいレッスンスケジュールの調整は、希望の曜日や時間帯が集中するなどで例年になく難航しましたが、第3希望や遅い時間帯に快く応じて下さるなど、皆さまのご協力のお陰で決定することができました。
調整中の「いいですよ!」「大丈夫ですよ!」「ありがとうございます!」などのお言葉にとても救われ、温かい皆さまに囲まれていることを改めて実感した時間でもありました。
本当にありがとうございました。
先日、外部の方から「この教室はどんな方向を目指していらっしゃるのですか?」というご質問を受けました。
突然のことでもあり、難しい質問だなと思いながら「生徒さんそれぞれによって違うように思います。」とお答えしました。
その後この質問に対して、じっくり考えてみました。
そして、やはり結論は、私が目指すものではなく生徒さんの人生に合わせていくものなので、あの時のあの答えしか一言では言いあらわせないなぁと思いました。
ピアノへ向かう気持ちは、ざっくり二つに分けられると思います。
A、上手になりたい、いい音を奏でたい、この曲が弾けるようになりたい = 自分がどう感じるか。
B、喜んでもらいたい、褒めてもらいたい、合格したい = 他人がどう感じるか。
Aは、慌ただしい日常生活から離れて自分だけの世界にいる感じなので「非日常的な時間」
Bは、今の生活において前進するための目的があるので「日常に密着した時間」「日常そのもの」
とも言えます。
これはらどちらか片方だけではつまらないし、結果的に続かないと思います。
つまり、皆さんAとBの『ハイブリッド』ですね。
そのバランスのとり方が、先の問いの答えの「生徒さんそれぞれによって違う」のだと思います。
またこのバランスは、年齢や環境の変化によっても変わってきます。
大きな生徒さん、特に受験生の方にはAの活用をおススメしています。
今までのように練習時間が取れないとか、曲が進まないとかで、なんだかレッスンに行くのにモヤモヤするのは、AとBの比率が小さい頃と変わってきているのに気付いていないから、ということがあります。
そんなお話を少ししてあげることで、これでいいんだと自己肯定感につながって、ホッとされて帰っていかれます。
私自身、勉強を続けている理由は、Bの「このお仕事のため」でもありますが、Aの「自分の楽しみそのもの」でもあるからです。
私も日常と非日常をバランスよく過ごしていきたいと思います。
バランスと言えば、、、
バランス感覚を養ったり、コアを活性化させるための遊びに、ハーフカットのストレッチポールを導入してみました。
昨日レッスンに来られた生徒さんには「またこんな新しいものを買って。。。」と突っ込まれました^^
さすが高学年男子、よく観察している。
本年度も生徒さんたちに寄りそったレッスンプログラムを提供してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。