先日、大学時代の同級生5人で、京都の西の外れの沓掛の母校を訪れました。
今秋から京都の中心地に校舎が移転してしまうため、懐かしの学び舎見納めツアー。
私は卒業以来初めてでした。
夢にまで見た校門から校舎までの長い石段を、もう一度駆け登れたのは本当に嬉しかったです。
音楽棟。レッスン室。体育館。校庭。校庭から見える旧堀音。衣装部屋。芸大の丘。食堂。埴輪。図書館。
きりがないですが、全部が愛おしかったです。
誰もが何者かになる夢を描きながら過ごした大学時代、非力さに悩みながらも、その時は精一杯楽しく生きていた自分や仲間の姿が蘇ってきました。
また、先生方や両親にどれだけ支え守ってもらっていたか、当時はなんにもわかっていなかったのだということをしみじみと感じました。
日頃そう頻繁に思い出すことはありませんが、今、こうして音楽の仕事をさせてもらったり、勉強を続けさせてもらったりしていることは、あの濃い学生時代の延長線上にあり、まだずっと見つけられていないパーツの欠片を一個ずつ探しているのだと思います。
昨日、発表会のプログラムの仮打ちをしました。
毎年この時期に作成し、それを見ながらその年の会の構成をまとめていきます。
毎年言っていますが、今年も最高のメンバーです!
このメンバーでしかできないスペシャルな発表会になると思います。
夏休みも明日でおしまいですね。
先週「夢は7月20日に戻ること」と言って笑わせてくれた生徒さんもいました。
でも皆さん、きっと夏休みに様々な素敵な体験をされ、パワーで満たされていることでしょう。
9月からのレッスンも一緒に頑張らせてください。
学生時代に周りの大人の方たちからいただいたご恩を、こうやって次の世代に少しずつでもお返ししていけたらと思います。